【実体験】自動車保険の車両保険がいらないと思った理由と解約して感じたこと

マネーリテラシー

車を運転するとき、僕たちはいつでも「事故」と隣り合わせです。

  • 慣れない道
  • せまい駐車場
  • 見通しが悪い夜の雨

どれだけ気をつけていても防げない事故はありますよね。

そして、事故をしたら高い修理費を払う必要が出てきます。
修理費は金額以上に精神的にダメージがあるので、僕たちは「払う金額を少しでも減らしたい」という不安を避ける気持ちから自動車保険に入ります。

僕も同じような気持ちで、車を買ったときに自動車保険に入りました。
「まわりの人がみんな入ってるから、これが普通なんだ」って気持ちもあったと思います。

しかし、あるきっかけから「自動車保険の車両保険っていらないんじゃないか?」と思うようになりました。

今回の記事では

  • 車両保険がいらないと思ったきっかけ
  • そもそもなんで保険が必要なのか?
  • 保険を減らしたら不安になるのか?

について書いてあります。

知ってる人からみれば「あたりまえじゃん」と思うような内容かもしれません。
ですが、当時の僕みたいに知らないうちに損をしてる場合もあります。
事実、僕の親や友人にこの話をしたら「そうなの?」ってキョトンとされました。

あなたやあなたの周りで高い保険料を払っていて、かつ自動車保険に車両保険をつけている人がいるなら、ぜひ最後まで読んでいってください。

車両保険がいらないと思った出来事

車を買って4年後の春、買いものを終え、店の駐車場から出ようとハンドルを切ったとき「ガリガリ、ギーッ」という金属がひしゃげるような音が聞こえました。

「やってしまった」

血の気がひき、変な汗があふれてきたのを覚えています。
見てみるとドアと車体にヘビのように長いキズがありました。

事故の相手がだれかの車ではなく、駐車場の柱だったことが唯一の救いだったのかもしれません。

家に帰り、胸が苦しくなるような後悔の念を抱きながら車のディーラーの担当者と保険の担当者に連絡しました。

先に返信があったのは保険の担当者。
「保険を使うかどうかは修理費によりますね。〇〇万円以上だったら保険を使いましょう」

これを聞いた僕は「使わないケースとかあるの?」と思いました。

その理由について保険の担当者は「保険を使うと等級が下がるので保険料が高くなります。等級が元に戻るのに3年かかるため、保険料が高くなってしまうぶんと修理費を比べてどちらがお得か考える必要があるからですよ。」と教えてくれました。

等級というのは自動車保険の会社が共通で利用する数字で、運転手の事故リスクの高さを表しています。
等級に数字が大きい人ほど「事故を起こしにくい」と判断され、保険料が安くなる仕組みになっています。

つまり、修理費のために保険を使ってお金をもらうと、その後の保険料が高くなり、修理費を相殺してしまうかもしれないってことです。

結局、保険を使ったほうがお得(?)だったので、等級を下げて保険を使うことに。
その一件で、なにも知らなかった恥ずかしさといっしょに「車両保険はいらないな」と肌で感じました。
そこから保険の見直しが始まったんです。

なんのための「保険」なのか?

そもそも、保険はなんのためにあるんでしょうか?

保険に入る主な理由はもしものときにお金が払えるか心配だからです。
つまり、保険は「もしものときのお金の備え」と言えるでしょう。
医療保険は病気になったとき、火災保険は家が火事になったとき、自動車保険は車にトラブルがあったときに必要となりますよね。

問題なのは「もしも」で起こるイベント規模の大きさです。
たとえば、病気ならガンや脳卒中のように命の危険があるものから風邪まで範囲は広いでしょう。

保険について調べてみてわかったのは、保険で備えるべきは「めったに起きないが、起きたら生活できなくなるレベル」のイベントってことです。

自動車保険ならば、交通事故で相手に大きなケガを負わせてしまったケースでしょう。
他のケースなら保険より貯金で備えるべきなんですね。

そこで、僕は対人・対物賠償責任保険(無制限)をそのままに、車両保険を解約しました。
月1万円ちかくの節約。

修理した直後だったので車両保険の解約して「大丈夫なのかな?」と思っていました。
ですが解約から5年以上経ったいま不安は消えただけではなく、浮いたお金を投資に回すことで経済的な自由に近づいています。

金銭的、精神的に大きなプラスでした。
月1万円は爆発力に欠けるかもしれませんが、人生変わったと思っています。

【まとめ】知らないだけで損をする

この記事では車両保険がいらないと思ったきっかけと、車両保険を解約した後の心境の変化について書きました。

もともと高い保険料を払っていて「もしも」に備えているのに、実際にぶつけた車の修理費のために保険を使うと、その後の保険料がより高くなりました。

保険のことを調べると、保険は「めったに起きないが、起きたら生活できなくなるレベル」のイベントに備えるべきとわかったので、対人・対物賠償責任保険を残して車両保険を解約したんです。

月1万円ちかくの節約になったうえ、保険がない不安を感じることもありませんでした。
人生を変える出来事になったと思います。

今回のことで1番の学びは「車両保険がいらない」ではなく、「知らないと損をすることがある」ってことでした。
お金だけではなく、仕事、人間関係など、あらゆることに言えることだと思います。

知らないと損をする、すなわち、知っていると得をする
そういったことはまわりに溢れているので、しっかりアンテナを張って、良い情報をゲットしたいと思います。

今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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